東アジアに戦火再び

平和とは戦間期の別名に過ぎない。常に備えよ日本!

2004年『世界ガッカリ大賞』決まる!!

2004年『世界ガッカリ大賞』は、再選を果たされたブッシュ大統領に決まりました。
 誠に慶賀な出来事であり、大統領には心からご祝福申し上げます(^o^)。
 
賞状の文面は次の通りです。

ブッシュ大統領殿
 あなたは前回の大統領選同様に民主党との激戦の末、見事二期目の大統領として再選されました。
 “米国の歴史上、戦時に選挙で敗れた大統領は一人もいない”という法則を見事に国民の前で証明したのです。
 
しかし、大統領がここに至るまでの国際世論は、必ずしも順風ではありませんでした。
 ヨーロッパでは実に7割以上が、そして世界レベルでは世界人口の6割あまりの人々が、ブッシュ落選を願っていたのです。
 にもかかわらず、あなたは宗教心に裏打ちされた確信を持って、聴衆の前で泰然と自説を展開し、カウボーイ的なリーダーシップを貫き、米国民をあと四年間ホワイトハウスを任せてもよいと思わせる方向に導きました。
 
あなたは、米国の正義と実行力とを世界に向けて誇示しながら、ついに敬虔で善良なる米国民の心をも捉えることに成功したのです。
 
そもそも大統領執務室にいるあなたは、選挙で『国民』に選ばれた大統領ではなく、不正工作されたフロリダ州の『選挙人団』により選出された、まやかしの大統領であるにも関わらず、米国民を催眠術にかけたかのように、手なずけることに成功したという訳です。
 
米国にだけ都合のよい“ダブルスタンダードの自由と正義”を高らかに歌い上げながらの再選は、顔が引きつるほど見事でした。
 
しかし、米国内での大統領就任式典に向けての賞賛と祝福ムードが信じられないほど、世界各地からブッシュ再選に対する冷めた意見や落胆の声が数多く伝えられました。
 
ブッシュ大統領再選』という結末は、世界の78億6507万6922人もの人々を失望と落胆の縁に追い込んだのです。
 これは70年前ヒトラーがナチ党政党旗たる鉤十字旗をドイツ国旗と定め、独裁色を格段に強めた事による、ヨーロッパを中心とした6億3045万7558人を恐怖と共に落胆させた時を大幅に上回る、世紀の偉業を為し得たと言えましょう。
 
ここにその偉大な新記録に対し、2004年『世界ガッカリ大賞』を授与いたします。
副賞として、米国がイラクに爆弾を落とさなければ死なずに済んだであろう、イラク国民死者10万余名の名前を刻んだ墓標を贈呈致します。

協賛 マイケル・ムーア監督
マイケル・ムーア監督コメント
「この2004年世界ガッカリ大賞はボクがもらいたかったが、ブッシュなら譲ってやってもよい。ガハハッ」